2006年06月

2006年06月19日

横浜・山手~元町、これ何だ?

横浜の、山手と元町を駆け足でまわりましたが、
ちょいと気になるものを、いくつかご紹介。





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洋館のエリスマン邸の前にありました

扉に、自動電話と書いてあります。
そう、公衆電話なんですね。なんだか歴史を感じます・・。

公衆電話の歴史を簡単に調べてみました。
日本の公衆電話の歴史は、1900年からなのですが、
衆電話が飛躍的に広まったのは、戦後の復興期だそう。

で、1900年当時の電話ボックスのスタイルが
六角すい形の白塗り!!
写真を見てみると、こちらの形とそっくりです。
当時の電話ボックスかどうかは分かりませんでした。

さらに余談ですが、
昔は、「自働電話」と呼ばれていたようです。
1923年の関東大震災の復旧作業で取り入れられた
「自動交換機」と区別するために、
「自働電話」と呼んでいたのを「公衆電話」としたそうです。
これにより、交換手を呼び出す必要があった「自働電話」は、
自動的につながる「公衆電話」へと進化していったそうな。


ドコモ電子図書館参考

今はすっかり移動電話・・
いや、携帯電話の時代になっちまいましたなぁ~。





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山手80番館跡地


エリスマン邸の裏手にある元町公園内にあります。
初めて見たときは、遺跡??何だろう??と思いました。

実は、関東大震災で崩れた洋館の跡なんです・・・。
震災がどんなにすさまじかったかを物語ってくれます。
ところどころに残っているレンガが生々しいですね・・。

もともとは、フランス人夫妻が住んでいました。
震災で崩れ、埋もれていたのが、最近になって発掘され、
そのままに残しているんだそうです。






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ジェラール水屋敷地下貯水槽


山手外国人墓地の横にある細道を、海に向かって下ると、
元町にでられます。その途中で見つけました。

明治10年代の建造物で、国登録有形文化財です。
看板の説明を読むと・・・

「ジェラール水屋敷地下貯水槽(下部貯水槽)の概要
 幕末から横浜に居留したフランス人、A・ジェラール
 (1837-1915)は、山手の丘の麓に湧いている良質な湧水
 に着目し、貯水施設をつくり船舶に供給する給水業を営んだ。
 本施設はそのための地下貯水槽。
 同氏はジェラール瓦として名高いフランス瓦製造業も併業し、 
 これらの施設はジェラールの水屋敷として親しまれた。」


横浜市街地の井戸の水は塩分を含んでいて、
飲用には適していなかったそうです。
丘陵地帯の麓には良質の湧水が多く、上水道が整備されるまで
そうした湧水を汲んで市中を売り歩く
「水屋」の姿も見られました。
この点に着目したジェラールは、
山手の麓に水源を確保し、パイプを敷設して、
山手居留地や寄港船舶に供給したんだそうです。

技術のわくわく探検記より一部引用


ジェラールさんってすごいですね!!

貯水槽を覗いてみると、鯉が泳いでいました。



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2006年06月18日

横浜山手・えの木てい本店

山手外国人墓地を過ぎてさらに進むと、左手に素敵な洋館発見。



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えの木てい 本店



HPによると、こちらの木造洋館は、
1927年(昭和2年)に建築され、
日本建築学会で取りまとめた“日本近代建築物総覧”
にも貴重な建築物であると認定されてるそうです。

こちらの洋館は、オーナーの住居なんですが、
一階のリビングダイニング部分と二階の一部を、
えの木ていとして開放しているんですよ。


一階のリビングルームが、えの木ていのレストラン。
二階には、テイクアウトのお店があります。
テラスもあるので、心地よい気候のときは最高ですね!



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二階にある、六人まで利用できる個室です
ピンボケ失礼・・・



こちらで、個室専用メニューのアフタヌーンティーも頂けるんです。
歴史ある洋館で、優雅にお茶なんて素敵ですね~ ハート
(室料は2時間 2000円です)

二階のお店には、美味しそうな自家製の焼き菓子が
可愛らしく並んでいます。
ウエディングの引き菓子に利用したらとっても喜ばれそうな
ギフトもずらり~ 笑顔

ダークチェリーとフレッシュバタークリームがサンドされた
チェリーサンドが名物ですので、
お茶する時間がない!なんて時は、お土産にしてご賞味あれ 音符
ばら売りもしていますよ。




■お店情報


住所 横浜市中区山手町89-6
電話 045-623-2288
時間 11:00~20:00
休日 月曜日




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2006年06月17日

横浜・山手十番館

ホテルニューグランドの道を渡って、山下公園側のバス停では、
港の見える丘公園行きのバスに乗れます。
その名も、あかいくつ号
レトロ調の真っ赤なバスですよ 車

みなとみらい赤レンガ倉庫中華街などの
観光スポットを周遊する市営バスなんです。

運賃は、大人100円・子児50円。
一日乗車券(大人300円・小児150円 )もあるので、
効率よく横浜観光をする場合は、利用してみるといいかも。
ちなみに、バス共通カードは使えませんのでご注意を。


港の見える丘公園から、ほんの少し歩くと、
有名な山手外国人墓地があります。
開港当時(1854年)に事故死した水兵に、
海の見えるところに墓地を作って欲しいという
アメリカ政府の意向を受けて設置された、
外国人専用の墓地なんです。




その、外国人墓地の向かいにあるのがこちら。




山手十番館




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素敵な洋館!明治百年祭を記念して昭和42年に開館しました。
本格的なフランス料理から、喫茶まで幅広く利用できます。
1階が喫茶室、2階がレストランです。

疲れた足を、こちらで休めてみましょう。




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店内も、しっとりと落ち着いた雰囲気。
思わず長居してしまうこと間違いなしです。



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デザートの盛り合わせと、アップルティー

デザートの量が多いので、二人で一つで丁度良い感じ音符



隣接している庭があり、ビアガーデンの準備をしていました。
6月の中旬頃から8月末まで、ビアガーデンを開催するそう!

案内の看板があったのですが、
ここ山手は日本で始めてビールが造られた場所なんです ジョッキ


そこでビールを堪能できるなんて、最高ですね~ ラブ


ちなみに私、未成年なので下戸なので飲めませぬ・・・




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2006年06月16日

横浜・ホテルニューグランド


シーバスで、山下公園に到着。

噴水や庭園、有名な赤い靴の女の子像や、
面白いオブジェなど、見所が満載です。
船の汽笛や、陽気なストリートミュージシャンの奏でる音楽を
楽しみながら、ゆっくり散策できますね。

また、山下公園は、日本初の臨海都市公園なんですが、
関東大震災で被災した瓦礫を埋めたてて作られたという事実は
知らない人も多いかも知れません。



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ちょっとしたバラ園もあります。
後ろに見えるのは、世界一高い灯台!
マリンタワー




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公園を抜けて、山下公園通りにでると
とっても素敵な建物が見えてきました。
ホテルニューグランドです。
なんだかまるで、ヨーロッパの街角のようですね!




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正面玄関を入ると、目の前に素敵な階段が!

石造りの重厚なたたずまいに、歴史とロマンを感じます。
目に入る装飾品、全てに繊細なデザインが施され、
見事! としか、言いようがありません。
しばし言葉を失ってしまいました・・・。


階段をのぼった2階にロビーがあります。
写真正面にみえる、時計周りの赤い織物の様な装飾には、
美しい天女が描かれています。


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関東大震災により、瓦礫の街と化してしまったこの地に、
復興事業の一環として、横浜市によって国際ホテルとして計画され
昭和2年12月1日、ホテルニューグランドが誕生しました。

創業の18年後には、第2次世界大戦に敗戦し、
米軍進駐という時期を迎えました。
そう、マッカーサーがやって来たのです。
マッカーサーの宿舎として選ばれたのが、ホテルニューグランド。
実際は、わずか3日滞在したにすぎなかったそう。

しかし、マッカーサーは、これが始めての宿泊ではなく、
実は1937年、二度目の結婚相手との新婚旅行に
ホテルニューグランドを利用したそうな。

また、作家の大佛次郎も、このホテルを愛していたそう。
彼は、昭和6年から約10年間、創作活動の場にしていました。
横浜を舞台にした『霧笛』や『鞍馬天狗』等、
数々の名作をここから生み出していたんですね。

震災。戦争。平和・・・色んなことを考えさせられますね。
それだけ歴史のある、素晴らしいホテルなんだと思います。


後日、こちらの「ザ・カフェ」でランチを頂きました。
記事はこちらです。



at 22:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ★横浜 

2006年06月14日

横浜・シーバスでプチ観光


先日ご紹介した横浜そごうですが、
2Fからシーバス乗り場横浜駅東口への連絡通路があります。クジラ

みなとみらい・山下公園に向かう水上バスなので、
観光気分で利用してみると楽しいですよ 音符

雨が降っていなければ、オープンエアーの席もあります。
是非、肌で潮風を感じてください!





横浜駅東口のりばからは、
山下公園のりば直行便と、
みなとみらい赤レンガ倉庫の乗り場に寄ってから
山下公園に向かう便があります。

山下公園行きは約15分間隔、
みなとみらい行きは約30分間隔で運航していますよ。


料金は、横浜駅東口からですと、
みなとみらいまで350円。
赤レンガ倉庫まで500円。
山下公園までは600円です。
( 子供料金は半額 パンダ )



今回は、山下公園直行便に乗ってみましょう びっくり



・・・船・・・船・・・船・・・




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電車 線路の下をくぐります~
なんともスリリング ハート



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みなとみらいの裏側です。
横浜ランドマークタワーが真ん中に見えますね
高さ296m、69階建、みなとみらいのシンボルです。



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みなとみらい

シンボルマークである・・・
ヨコハマグランド・インターコンチネンタルホテル(右)
観覧車(真ん中にうっすら)
先ほどの横浜ランドマークタワー
手前には、帆船日本丸
反対側を向くと、ベイブリッジも見えます。




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山下公園に近づいてきました。
大きな船は氷川丸です。
マリンタワーも見えますね。

マリンタワーは、
高さ106mの世界一高い灯台なんです。
昭和36年に完成しました。

氷川丸は、
就航当時は、「北太平洋の女王」と呼ばれた豪華客船。
800円の入船券を購入して、船内を見学する事ができます。
なんと!荒波体験もできるそうですよ 大波




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直行便だと、あっというまの15分で山下公園に到着!


山下公園は、1930年(昭和5年)に
関東大震災復興事業の一つとして開園した、
日本で最初の本格的な臨海公園なんだそうです。


水上バスは、水面との距離も近いので、

海との一体感も味わえますよラブ




◎晴れた日に、写真を撮ってみました。

・・・
・・

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シーバス乗り場は、新しく出来たショッピングスポット「横浜ベイクォーター」の一階になりました。


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乗り場の場所自体は、以前と変わっていません。


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最初の記事とは反対側の、進行方向左側に座ると、ベイブリッジの美しくも勇壮な姿が楽しめます。


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マリンタワー


残念ながら、2006年12月25日に営業を終了しましたが、横浜市が買いとり、開港150周年に向け、魅力ある施設としてリニューアルするそうです。
良かった良かった。


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氷川丸


氷川丸も、マリンタワーと同じく2006年12月25日に営業を終了しました。
現在は、日本郵船が管理しています。
横浜の観光スポットとして、また輝くことを祈るばかりです。




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