2006年05月23日
ニコライ堂・御茶ノ水
キリストはマグダラのマリアと結婚していた!
という斬新な内容のダヴィンチコードが話題ですが、
キリスト教についての基礎知識があると、
内容を理解しやすいですね。
ニコライ堂の紹介つながりで、別記事でまとめてみたいと思います。
今日は、キリスト教のひとつであるロシア正教の教会、
ニコライ堂について、ご紹介します。
場所は、神田駿河台。
JR御茶ノ水駅の聖橋口改札を出て、
左手に見える大通りを右手に下ると、見えてきます。
どうですか?すごく立派でしょ?
なんだか、モスク風ですよね。
日本最大のビザンチン様式の大教会で、
正式名称は日本ハリストス正教会復活大聖堂といいます。
ハリストスとは、ギリシア語の発音で、キリストの事です。
日本に東方正教会の教えをもたらしたニコライ大主教が、
明治17年(1884)から7年かけて建設しました。
そのため、ニコライ堂と呼ばれているんですね。
ロシアの工科大学教授シチュールポフ博士の設計で、
英国人ジョサイヤ・コンドル博士が工事を監督したそう。
現在の建物は関東大震災後に建て直されたものです。
1983年、国の重要文化財に指定されました。
日曜日には、鐘の音が響き、荘厳さが伝わってきます。
また、毎年10月にはバザーもあるので、
気軽に敷地内に入ることができますよ~
バザー以外にも、ロシアの食べ物や、
豚汁なんかもあって、なかなか楽しいです。
ちなみに、駿河台という地名の由来を。
江戸時代、駿河台は神田山という山でした。
この山を切り開いて、駿河台となりました。
ちなみに、その土で埋め立てたのが、今の銀座辺り。
当時は神田台と呼ばれていましたが、
徳川家康が晩年に暮らした駿府城の側近の旗本衆が、
家康の死後、ここに移り住んだので、
駿河台と呼ばれるようになったそうです。
その当時、大名、旗本の屋敷が立ち並んでいたので、
駿河台は高級住宅地だったんですね~!