2007年12月21日

黄色の香り・・・森厳寺 かつてあった富士塚に思いを馳せる

黄色の香り・・・森厳寺。
かつてあった富士塚に思いを馳せる

八幡山森厳寺 しんげんじ

場所は、下北沢駅から三軒茶屋方面にずっと下っていき、少し左に折れたところ。
江戸時代初期の建立で、境内に入ると、樹齢400年を越える一対の大きくて優しそうなイチョウの木が出迎えてくれます。
12月の上旬、ようやく冬らしい気候になり黄葉が美しくなった頃に訪れました。


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芽にも鮮やかな黄色のシャワーが、私を癒してくれました。
黄色の床に顔を寄せると、イチョウの香り・・・。
境内には、お灸と針供養で知られる淡島神社もあります。

森厳寺の裏の墓地には、最近まで小山がありました。
その昔、林だった頃には、弥生式土器が出土した本村遺跡もあったそうです。
今回、訪れた時には、小山は跡形もなくなり、すっかり更地にされていました。
どうやら小山の部分も、取り壊して墓地として使用するようです。


林にはこんもりとした山もあったそうです。
古墳だと思っている地元の方もいらっしゃるようですが、実はその山は富士塚だったのです。

富士塚とは、「お冨士さん」と呼ばれ、富士信仰のひとつである富士講のシンボルです。
冨士山に詣でる事のできない人(富士山は昔、女人禁制でした)や、ご老人が、江戸にいながら富士詣が出来るようにと富士山に模して造営された人工のミニチュア富士山の事です。
頂上には、きちんと浅間神社が祀られているんですよ。
富士塚は、富士講が盛んになった江戸時代に造られ、関東地方を中心に分布しました。


森厳寺の富士塚は、1821年に造られました。
江戸時代、森厳寺は「淡島のお灸」と富士塚の2つの名物がある江戸庶民の行楽地だったそうです。

高い建物が無かった江戸時代では、一体どんな景色が楽しめたのでしょうか。
200年近く経った最近でも、富士塚がそびえたっていた頃はかなり遠くからでもその雄姿を眺められたそうです。
ちなみに、最近まではこのような感じで残っていました。




残念ながら、今では跡形もありません。





■スポット情報


所在地 東京都世田谷区代沢3-27-1
     地図 








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