2008年02月12日
コペンハーゲンの古くて美しい町並みを一望・・ラウンドタワー
ぐるぐる回ってコペンハーゲンを一望
Rundetaarn -The Round Tower-
ラウンドタワー
Rundetaarn -The Round Tower-
ラウンドタワー
せっかくの良いお天気なので、屋上にある展望台に上ってみることにしました。
高さ36メートルのラウンドタワー
さほど高さはないのですが、コペンハーゲンの町にはあまり高い建物がないので屋上まで上ると市内を一望することができます。
この建物は、1642年にクリスチャン4世(1588-1648)によって建てられ(建築技師はハンス・ステーンウィンクル)、1861年まで天文観測所として使用されていたのだそうです。
写真の円塔の後ろにあるのはトリニタティス教会。
その教会の天井の上にある会館は、1861年まで大学図書館として機能していたそうです。
現在は改装され、1987年から展示場として使用されるようになりました。
(展示場は、登っている途中で拝見できるようになっています)
360年ほど昔に立てられた、天文台・教会・大学図書館、三つの複合建築物が、現在でも利用されてる事に驚きです。
タワーとしては、欧州最古のものだとか。
深い深い歴史を、今でもしっかりと共有できるなんて嬉しいですね。
白い壁とレンガの床が美しい通路
中に入ったところに受付があり、入場料25デンマーククローネを支払うと、係りのお兄さんにどこの国か聞かれました。
日本ですと答えると、なんと直訳がちょっと面白い日本語の説明カードを渡してくれました。
丁寧に敷きつめられたレンガの床を少しずつ、ぐるぐると回りながら上がっていきます。
ロシアのピョートル大帝は、1716年にこの通路を馬で、エカテリーナ妃が4頭だての馬車で、一気に駆け上がったそうです!
窓からの風景
周りの建物を、少しずつ高い目線で眺められます。
トリニタティス教会
通路を上る途中にガラスドアがあり、教会の中を拝見することができます。
こちらの写真は、通路から見える教会内部を、許可を得てガラス越しに撮影したものです。
展望台の帰りに、教会にも寄ってみました。
こちらのドアから入れるのだと勘違いし、鍵が掛かっている事にも気付かずに押したり引いたりしていると、たまたま教会を見学していた人がゼスチャーで’外に出て右側に入り口があるよ’と教えてくれました。
ラウンドタワーを出て右手に回ると、先ほどのおじさまが入り口で待っていて下さり、ココだよーと教えてくれました。
皆さん親切で、心が温かくなります。
厳かな雰囲気に感動しながらじっくりと見学、神様に礼拝して佇んでいると突然、パイプオルガンの荘厳な和音が響き渡りました。
驚いて音が聞える後ろの二階部分を見上げてみると、パイプオルガン奏者と見学者が集い、何かの説明会を行っているようでした。
とっても感動的なサプライズで、しばらく体が動きませんでした・・・
さて、話を元に戻しましょう。
ぐるぐると上って、最後はらせん階段を上り、いよいよ展望台です。
扉を開けて外に出てみると・・・
お天気とはいえ風が強くて寒く、長時間はいられませんでしたが、こんなに素敵な風景が迎えてくれました。
美しい景観です。
建物の高さも大体そろっているんですね。
展望台には、2DKK硬貨で楽しめる観光望遠鏡があります。
一組の観光客が私に、1DKK硬貨を二枚見せながら「2DKKクローネ硬貨に交換して欲しい」とゼスチャーで伝えてきました。
幸い持っていたので交換すると、とても喜んでくれて、私も嬉しくなりました。
コミュニケーションって、ゼスチャーや思いで伝えられる事もあるのですね。
教会の先っぽ
空はひときわ高く、澄んでいる気がしました。
展望台を囲む美しい鉄格子
頂いたパンフレットによると、この鉄格子は、王室付彫金師であるキャスパー・フィンケが1647年に制作したもの。
天文台の望遠鏡?
下る際の通路上部にあり、目に留まりました。
高い位置にあるので、覗くことはできませんでした。
なんだか歴史のあるものに見えます。
Tycho Brahe
ラウンドタワーの脇には、デンマークの貴族で、天文学者であり科学者でもある Tycho Brahe 「ティコブラーエ、チコ・ブラーエ」(1546~1603)の像がありました。
彼は近代天文学の父と言われ、望遠鏡がない時代に天文台をつくりました。
肉眼による天文観測所を作ってデータを収集し、コペルニクスの地動説を実証しようと試みた偉大な人物です。
ストロイエをうろうろ・・・まだまだ続きます。
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